この日は、森の中の狭くて薄暗い感じの道を歩いていると、しっかり熟れて実がはじけた大きなアケビが4つ、十文字の形で実っているのを見つけた。
見つけた時「高枝切りばさみ」を持ってくれば良かったと思うものの自宅まで取りに帰るわけにもいかない(笑)
仕方ないので蔓をたどってズルズルひっぱり下ろした。
旨そうなアケビだ!
アケビの食べ方はちょっとしたコツがある。
まず、割れた実の中に指を入れて果肉をグリッと取り出す。
それを落とさないように一気に口に放り込む。
アケビは種が多く沢山の種の周りにゼリー状の甘い果肉が着いているので口の中でレロレロする。
この時あせってはいけない。
ゆっくり唾液と体温で溶かすようにレロレロするのだ。
間違っても種を飲み込んではいけない。
ばあさんの話だと、種を飲み込むとへそから芽が出てくるそうだ(笑)
そんな奴は見たこと無いけど、とりあえず甘い果肉を味わい、しばし至福に浸る。
しばらくすると、口の中には見事に種だけが残る。
そいつをゴジラになった気分で口から森の中に発射する!
プププププププッ!
そして今吐き出した種が芽吹き、来年も美味しいアケビになるように山の神様とトトロにお願いして山を後にするのであった。